活動写真吟味屋『アカ猫の絵空事』

紅堂のCINEパラダイス

活動写真吟味屋『アカ猫の絵空事』旧・日記帳

2003/05/11 (日)から2004/04/11(日)までの日記です。

2002/11/09 (土) から2003/04/29 (火)の日記は・・・ここから

春眠暁の絵空事      晴れ 2004/04/11 (日) 01:56
久しく映画館に通わなくなってから三カ月がすぎた。
暇と金と油と心のゆとり的に行く気もせず。
いま劇場公開作、何をしてるのかもよく知らない始末だ。
この頃では専らTv放映の映画を見る毎日が続いてる。
今夜も見た。そう「ハムナプトラ2」だ。
前作もたしかTv放送時に見た記憶がある。実にテンポの良い快作である。
これは… SFXアドベンチャー?
いつもなら取る観賞メモもないので、ちょっと詳細は語れないけど… オカルチックでファンタスティック?
なんだか訳わからんなw
古代王朝エジプトのミステリーというやつだろうか。
伝説の魔物が近代に甦り、みたいな?
あのH.フォードもだいぶくたびれてきた。
この「ハムナプトラ」シリーズ。感じとしてはインディー
ジョーンズに近いものがあるかもしれない。
ポストインディーというところ。新世代インディーだね。
これ先頃三作目ができたんだっけ?
なんか、出たような出なかったような。覚え違いかな…
ん〜〜。新時代のI.ジョーンズまだまだ続いて欲しい
ところだ。これで終えたらつまらない(ぉ

 

黒木瞳の『破線のマリア』を観ました 雨2004/01/19 (月) 04:37
これ解説にはサスペンスとあるけど・・ 果たしてこれを有り体にひとまとめにしていいものかどうか。
お役所の内部告発事件を基軸に、人間の深奥とその不可解さ、哀しさ、そして見えないものへの恐さを、ひしひしと感じさせずにはおかない。そんなテーマが裏に意図されている。
結局は世も人も、目に映るものしか信じないもの。主観が交わるのは稀。人の正体など解せぬ。真実を誰が知ろう。
人は人の“良さげな表向き”だけを手繰り寄せる。
それは、見えない心に触れて、少しでも安らぎを得たいから・・
黒木瞳さんが好演してます。機微が凄いね。やっぱ名女優だw
憐れな母としては『仄暗い〜』と似たとこがある。
これ、実はオイラ共感部分も多くてね。
最後の息子の行動がなんかとても、ぐっと来て・・ かなり泣けましたねw
意外な結末です。思わず「そんな・・」と胸をえぐられます。
ジュンヤ。分かるぞ、お前の気持ち!(哀)(TOT)
(粗筋)Tv局に勤める有能な女性編集者が、郵政省の贈収賄事件
   絡みの罠にはまる姿を描いた、サスペンス人間劇。

1999年:破線のマリス製作委員会 オリジナル 126分
監督:井坂 聡
出演:黒木 瞳 他

 

あーまーげどん。高貴なならずもの達 曇り2004/01/11 (日) 07:08

いやなに。『アルマゲドン』の事ですが。
これは当時、劇場へ足を運び、映画館の大画面で堪能しました。
思えば東京で観た、最後のスペクタクル映画だったかも・・・
大義のため、気前よく命を賭す潔さは、この国の国民性か。こんな荒くれ共でも、国や星の大事には、かくも崇高な業をやってのける。その命たとえ還らぬ身となろうともw
灼熱の隕石群。容赦なく都市を襲い落下するシーン。一発で焦土と化すパリ。インデペンデンスデイに勝るとも劣らぬ迫力!
怒れる御使いの如き、暴れ狂う小惑星。未曾有の領域。
ハリー達の必死の活躍と、数々の奇蹟。そして大団円。
それにしても何たる偉業。後世に名を轟かす大英雄の誕生だ。
やってくれるぜハリー。さすが大ハート。でっかい心だゼ!(違)
(粗筋)巨大な小惑星が地球に接近。地球を救うために、小惑星を
   爆破しようとする、石油採掘技師たちの戦いを描く、SF
   アクション。石油採掘技師ハリーとその仲間たちが、命懸
   けで“黙示録の使者”に立ち向かう!

監督:マイケル・ベイ
出演:ブルース・ウィリス リブ・タイラー ベン・アフレック
   スティーブ・ブシェミ
1998年米 161分

 

ー光のカーテンー時空を越えたライフバトルー曇りのち雨2003/12/05 (金) 23:51

つれづれに映画手記を綴るのはいつぶりだろう。
今夜『オーロラの彼方へ』を観た。
出だしが消防士の話だったんで、てっきりそういう類いの物語だとばかり思ってたんだけど…
紐解いてみれば、なんとも幻想的というか、それでいて緊張感溢れる内容に、いい意味で裏切られた。
ある夜に、父の形見の無線機を弄ってると、聞き覚えのある人物との交信。
なんと、それは30年前の父だった。
倉庫火災で殉職した筈の父を救いたい一心で、ジョンは彼にその前日、命が助かる方向へと導くのだが…
それが後に、とんでもない事件へと親子を巻き込んでゆく。
ジョンと父親、そして家族らの運命は?
これは、あれですな。歴史の因果律ってやつで。
ある運命を回避したが為に、置かれる筈のない状況に陥ってしまうという… 
パラレルワールドってやつですか。
ジョンは刑事で、ある殺人事件に巻き込まれるんだけど…
いやぁ、ハラハラ、ドキドキの2時間ですが。
こんな素敵な話とハッピーエンドは久しぶりです。
前々から良いと評判は聞いていましたが。ナルホド納得(^^)
「まだ生きてるぞ、隊長」
なんと気持ちの良い結末だろう。。(クラリスおんじ風)(C)カリ城

 

夜の夜長に想うこと徒然  曇り2003/10/07 (火) 03:11
日記と掲示板の境界が曖昧になって久しい。最後に更新したのが… なんと五カ月近くも前だ(汗)
先日、一度更新しかけたのだが、難あってタイミングを逸してしまった。大した事ではないのだけど。
このままでは埒があかないので、今夜はこうして本来の日記らしいものでも書こうと思った次第でんす。
半年間未更新だと消されるもんで(w
半ば強制的に帰省して来てから、早四年が立とうとしてる。
月日は百代の過客とはよく言ったもんだ。
(文字あってますか?)
プープープーの、しょっぱい三日月の夜もどき。未だにフラフラしてる。初めの内は体も整えておったが…
近頃では運動もしてない。日がな、ぼーっとすぎてゆく。
映画だけは相変わらず観てるけどね。
それでも往時ほど映画館には足繁く通わなくなったなぁ(w
前の会社では、夜勤明けで観に行ったものだが(笑)ぉ
この頃の一日といへば… 昼夜定まらず寝て、ネットとテレビとゲーセン通いの日々かな(碌でなし)
予定立てたって無意味。風来坊的な性格だしね。でもそろそろ何とかせんといかんよなぁ☆
とりあえず何か始めないとね。(働け)CM風味
やる事はあるんだけどね。
さて、どこから行くか…

2003/05/11 (日)から2003/05/14 (水) に書かれた
『獣義なき闘いーさすらいの口ひげー』を、下記にまとめました。

獣義なき闘い 〜さすらいの口ひげ〜シリーズ 全話完全収録版
ネットの友人宅で公開さして貰ってる拙い話があるのですが…
今回自分の日記にも転載してみようかと。
まぁ自作の物語だしね。
その名も『獣義なき闘い−さすらいの口ヒゲ−』猫物語です。
一匹の風来猫とその仲間たちが巻き起こす珍騒動。
…てのが一応のウリではあるんだけど。
何せまだ出だしの段階なのであまり進展もありません(苦笑)
いつまでも日記を更新しないのもあれだし、繋ぎの余興としてこちらもシリーズ化したいと考えています。
けどまぁ、どーなることやら。またかなり話が止まってるしね(w
それでは、今までに書いた中から、序幕と第一章を順に掲載していきたいと思います。
時間帯の都合で話が途切れ途切れになるかもしれませんが、その辺はご了解下さいませね。
でわでわ、始まり始まり〜っ

 

[除幕]いけイケ好かねぇアイツ

俺の名はアルニャーゴン。自分で言うのも何だが、狩りの名手さ。
お気楽極楽浄土?な暮らしをしてる放浪いの一匹猫だ。
俺の爪にかかりゃあネズ公なんぞイチコロよ。今までだって何不自由なくやってきた。これからだってそうさ。…と言いたいが。
近頃この界隈で、妙に幅を利かしてるイケ好かねぇ奴がいるんだよなぁ。名前がまたフザけてる。
チュー納言ときやがった。ナメてんのかこん畜生。
あ。畜生だからいいのか?…って、そんな事ぁどーでもいい。
今日も俺の知り合いがコテンパンダの毛ちょん毛ちょんにされたらしい。何でたかがネズ公一匹にそんなに手こずるのか、俺ニャーわかんねぇ。
聞いた話ぢゃ、統率を取ってるのぁ奴一匹みたいだし、楽勝だゼ♪ 
…そうか。塵でも群れりゃ脅威かな。
ここはひとつ、メタメタにされた野郎どもを集めて作戦会議といこうか。なぁに、俺様の知恵をもってすりゃウドに金棒、猫にカツ揚げよ。…意味わかんねぇか。まぁそんな事ぁどーでもいい(いいのか)
まぁいいや。とりあえず仲間?を集いに、俺は野っ原へと出たのだった…。

 

『ひげの1』仲間たち

勇んで野っ原へと出てみたものの、その日に限ってなかなか同類が見つからねぇ。あ。同類ぢゃねぇな。
俺様の方が数段上だ。ぬふふ(悦)
まぁそのうち、その辺にたむろってる奴がいんだろと思って暫く歩いてみたら、やっぱり一匹いやがった。俺はそいつの方へと近づいて行った。こいつの名はハラッパラッパ。
誰からともなくそう呼ばれる様になった。何でそんなヘンテコな名前で呼ばれるのかというと…
この野郎、ふだんは俺らの誰よりもグータラで、暇さえあれば…。
つってもグータラだから一日中暇なんだけどョ。
で、原っぱで大の字に寝ている。時たま思い出した様に(寝言か?)
ぎゃーぎゃーと、わめき立てる様に鳴くので、それがラッパみたいだってんで原っぱラッパってわけだ。
…なんかとことんフザけた野郎だな。だんだん腹立って来たゼ。
他に仲間も見当たらないので、俺はそいつに話を持ちかけた。
いつも暇してる奴だし、面白げな事には何かと首を突っ込みたがる奴なので、一も二もなく俺様の提案に乗ってきやがった。
まぁこれで仲間一匹ゲットだな♪ハッハーン!
俺はこいつを引き連れて、また辺りを散索することにした…。
まぁ万一の時の壁にはなんだろ。

原っぱを抜けて少し進むと、小さいながらも商店街がある。そこの裏路地には、俺様やコイツらがよく利用する飯場がある。
ここらは飲食店が多いので残飯も豊富。結構な御馳走にありつけることも少なくない。とりあえず腹ごしらえでもと、昼飯を漁りに…
二つ目の角を右に折れた所にある、いつもの中華料理屋の裏手に出してある、ゴミ箱の中を引っ掻き回す。
俺らにとっちゃゴミ箱は食い物の宝庫なので、通称五味箱とも言う。
…が。まぁそんな事ぁどーでもいい。

ガサゴソと中を穿り返す。散々掘って、暫くの間がっつく。と、体がブヨン、と何かに触れた。ん〜?何だ??なんだか見窄らしい風体の草臥れた猫がいやがったョ。何だ、こいつぁ。あ!こいつ…。
コイツの名前は懇ろの惣七。又々何でそんな名で呼ばれるかというと…。拍子抜けするほど草臥れた表情が、相手の気力を萎えさせてしまうからだ。闘いの場ではこれが、敵の戦意を喪失させる効果がある。
まぁみたまんまな奴だよなぁ。
だけど、ステータス攻撃には打ってつけか。一応仲間にしとくか…。
てことで、懇ろの惣七を新たに仲間に引き入れた俺らは、とりあえず昼飯の続きを楽しむことに…

それはいきなり始まった…。昼飯の続きを楽しむ俺らの脇で、突如として、けたたましい叫び鳴きを上げて、店から飛び出す影が…
何事かと思って皆が向き直ると、それは…。ヤツだった。またかョ叫びの主は、ゴマ毛の人当たりの良さげな猫。でもコイツ、見かけによらず危ない奴でよ。猫舌のヤケッパチってぇ変わり種。
…まぁ、猫がわざわざ猫舌を冠してんだから、推して知るべしニャ。
察しの通りド外れな熱ガリータでよ。よせばいいのに、厨房に入っては鍋にド頭突っ込んで、店主に追われる始末。あにゃにゃにゃ…
それだけなら、ちょっと変わり種なだけなんだが…。実はコイツ、熱い物を食うと興奮して凶暴になりやがんの。危ねーなぁ☆
戦闘能力が上がんのはいいが、殆ど暴れるのと一緒なんで、敵味方の見境がない。猫のバーサーカーなんだろうけど…。
そんな格好いいもんぢゃねぇやなぁ。つっ、使えねぇっ。
毎度ながらの事で、他の二匹が腹抱えて笑い転げていやがる。
まぁ笑われて当然なんだがな。やれやれ…
一応コイツも入れておくか?美味いモンだと一服盛ったあと、うーーーんと離れてりゃ問題ねぇだろしナ。
ハッハーン!だいぶ連れが増えてきたゼ♪♪

店主を撒いて俺様の話に乗ってきたヤケッパチは、まだ興奮冷めやらぬ様子で、猫舌をフゥフゥ言っている。
オイオイ。俺様に突っかかるなよ。
他の二匹はというと、まぁだ可笑しそうにしてやがるョ。ハラッパラッパは“バハラッパ、バハラッパ”と雄叫ぶように笑うし、惣七はというと“ブーヨ、ブーヨ”と、また変テコな笑い鳴きを上げていやがる。なんて耳障りな野郎共だい。
お前らもうやめねぇか。バカラッパはお前ぇの頭だバカ野郎。
ブヨブヨはお前ぇの体だろうがョ。
まぁそんな事ぁどーでもいい。いい加減よせッ。
どうにかこうにか、平静を取り戻しつつある俺らの横で、ヘラヘラと不敵な笑みを浮かべる気配があった。
ぬぬっ、ニャニ奴!?
威風堂々という感じすら受けるその気配は、どうやら二つあった。
ニャニィ!こいつらはッ!?
この界隈では、とんと見かけなくなった顔触れ。風の噂に、隣町のニャンコロ街をシメに行ったと聞いていたが…。
まさか戻って来ていようとは。
最近、俺らのシマ内を荒らすチュー納言の話を風来猫から聞いて、顔を拝みにやって来たらしい。だけど確かコイツらって…。
二匹は偉そーに、こちらへ歩み寄って来た。この兄弟は…

そう。コイツらは、電光せっかちのシマトラ兄弟。単体でも偉ぇ強ぇのに、何と合体技まで持ってて、流石の俺様も一目置く存在だ。
兄シットラは、必殺の居ない抜き。姿が見えぬほど、疾風の居合爪が武器だ。弟マントラは、恐怖の電光猫背タックル。
我体に似合わぬ素早さと、重量を活かした体当たりは脅威だにゃ。
くゎにゃらくゎにゃら…
そして極めつけは、合体技のシマット=ランだ。二匹の敏捷性による相乗効果で威力倍増。息ピッタリの撹乱戦法がウリだ。ただ…
息が合いすぎて出現位置がダブる確率が高く、ぶつかり合って力を相殺しあまり意味がない。
返って一匹の方が強いって話も。(自分らが撹乱してどーする)
…使えねぇっ。ホントに“締まっとらん”なぁ☆
コイツらの変テコな名前のワケ、分かるよな?
まぁしかし、モノは使い様だしな。それに、これだけの戦力を干すのは流石に勿体ない。それに、使いこなせれば、俺様の猫背も高いってモンだ♪ハッハーン!(信じていいのかその高み)
…まぁそんな事ぁどーでもいい。
交渉の末、シマ内の穴場の飯場を一部、共有することで話に乗ってきた。
いよいよ部隊も整ってきたゼ♪フッフッフゥ→→(毛立)

ここまでが一応[ヒゲの1]の顛末となります。
近ごろシマ内を騒がせている一匹のネズミ大将を巡る、愉快なメンツ
を集めた、アルニャーゴンと仲間たちの物語の発端です。
まぁ何分まだ一章。登場猫物(笑)はこれにとどまりません。
構想の段階では、またひと悶着あったり、ネズミ軍の内情とかも追追明らかにされています。
興味深いところでは敵さんの部隊構成とかもありますです。
かなり面白げなキャラクターもおったりします。
そして…。件のチュー納言ですが…
実は此奴めは、…。…なんですねー。驚きのどんでん返しあります。
それから、敵方にもなかなか愉快なメンツがおりまして(笑)
構想段階でかなり膨れ上がってしまいました。わははは
ネズミ軍の部隊がちょっと凄いですね。
果たしてアルニャーゴンとその仲間たち。こいつらに勝てるのか!?
敵さんの部隊編制からすると、まだまだ猫員増強(笑)の必要もありそうな気が…。(w
さてさて。これからどうなりますことやら…
更新がちょっと遅れ気味になるかもしれませぬが、次段からの展開にどうぞご注目下さいませね(^_^)ゞ
先に、もしかしたらシネパラから「千千尋」の旧稿を掘ってくるかも…(w


2002/11/09 (土) から2003/04/29 (火)の日記は・・・ここから

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更新日 2016年12月23日


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2004.7.1 誕生



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